aznyan07的ゲーム批評録

やぁ!奇声がVCでうるさいと近所の猫も噂するaznyan07 だ。

「デスストランディング」レビュー 平和な徒歩に難解な小島ワールドを添えて

 

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丸3日人生を棒に振ってクリアした。目は赤くなり、体は白くなったがその価値はあった。

初の完全小島秀夫オリジナルワールドは恐ろしいほど作り込まれ、何もかもが新しかった。だが一言「オススメ」と言うには何か違う。早速レビューといこう。

 

唯一無二のストーリーはしつこいくらい細かい設定から

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 この写真を見て欲しい。時雨という現象の起きている場所に発生する逆さ虹なのだが普通の虹と異なる点が、逆さな状態以外にもう一つある。気づけるだろうか?

  実は青色が抜けている。無意識に見てれば逆さなことに気を取られ、指摘されても気付きにくい。ではこれは単なるミスなのか?答えはNOだ。ちゃんと設定がある。

 デッドマン曰く、青は死の色である。時雨の降っている地域は死の世界との繋がりが強いため、虹の青は死の世界に通過してしまい色が消失するのだそう。じつはこれ、ストーリーのあるシーンを深く理解することができるのでプレイする方は覚えておくと得だ。

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  他にもしつこいくらい存在するゲーム内で起きる様々な現象の細かい設定、ストーリーで語られなかった物事の裏付達。はっきり言って良い意味で気持ち悪いwこんなに細かい設定がよく一人の頭から出てくるもんだ。だが、このクソ細かい設定達ののおかげでストーリーはより深みを増し、どんな辛い配送も乗り越えられるモチベーションになる。

 

 配達だけじゃない。世界観の理解も遊びの一つ。

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 世界観が複雑なのでそのストーリーもかなり難解だ。全てクリアした今でも理解できてないことは多い。それにゲーム序盤から割とプレイヤーそっちのけでキャラクター達は話始める。最初からわからない事だらけ。だがどうか、理解することを諦めないで欲しい。理解をすればするほど、努力に応えるようにストーリーの楽しさ、感動は何倍にも膨れ上がっていく。

この世界を理解することは、デスストランディングの遊び方の一つなのだ。

 

徒歩を強いられる状況に何を見出すか

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  自動車を解放できた時、これからの配送はストレスフリーに行えるとどこか錯覚してしまった。おそらく今までのオープンワールドの経験からだろう。しかしデスストランディングの世界では自動車は思ったより障害物を乗り越えず、配送先によっては自動車での配送が厳しいため、どんな手を使おうと徒歩を強制されることが多くある。

 この不便さを乗り越えることを楽しめるかどうかで、デスストランディングは大きくその評価が分かれる。現につまらないと感じている人達の意見のほとんどがこの徒歩にフラストレーションを感じている旨の意見だった。

  もうこればっかりはプレイしてもらうしか判断しようがない。ただ一つ言えるのは、強いられる徒歩にも様々な歩き方があり、決して単調な徒歩を永遠に要求するようなゲームではないことは保証しよう。

 

 

 

 

 いいね!で慈愛の精神が芽生える平和な世界。だがヘッドショットには劣る

 

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 デスストランディングのオンラインは革命とまではいかないが、こんなに平和な気持ちになれるオンラインゲームは世界どこを探そうとデスストランディングオーバーウォッチくらいだろう。

  直接は会えない誰かが、自分の置いたガジェットを使い、感謝してくれるかも知れない。誰かに自分の行動が認められる、崇められる。そういった快感が自然とプレイヤーの通り過ぎた道に、思いやりと工夫が詰まった大量のガジェットを設置させるのだ。

 デスストランディングのオンラインは新しいプレイヤーへのモチベーションの提供の仕方を見せてくれた。かなり平和なオンラインだ。平和すぎるがゆえに、ヘッドショットの魅力には負ける。

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 レインボーシックスモンスターハンターFF14誰かと協力し強大な敵を倒す。自分の鍛えたスキルで誰かを叩きのめす。こういったオンラインゲームはスポーツだ。同じオンラインゲームでも、ジャンルがスポーツとデスストランディングとでは大きく異なり、高揚感も前者の方が圧倒的に高い。

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 デスストランディングには、罵倒する奴も、粉塵を投げない味方も、トールビョーンしかピックしないアホもいない。オンラインとしては理想の地に見えるだろう。だが、勝利に悪魔的な魅力があるからこそ彼らは現れるのだ。だれもが勝利の高揚感に触れたいがために叫びちらし、画面を殴る。彼らの存在はフラストレーションだし、燃えないゴミに捨ててコンクリートで固めて車道にしたいところだが、残念ながら、マナーの悪い奴らがいるってことは、そのオンラインゲームがいかに魅力的であるかの証明だ。斬っても切り離せない。

  要するにデスストランディングをオンライン要素目当てにプレイする事はまったくお勧めしない。あくまでオンラインは豪華なおまけだ。しかし、このおまけは非常に魅力的で、体験しないのはもったいない。トロールや罵倒に疲れたら、画面をパンチする前にデスストランディングをプレイしてほしい。

 

 

総評

また必ず配送の旅に出かけます。

 

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本作には吹き替えと字幕がある。トロフィーをコンプリートしつつ次は字幕でも楽しむ予定だ。だが、まだまだ改善してほしい部分もこのゲームにあるため、マイナーアップデートまでは二週目は考えていない。

 

(車やバイクの挙動が岩を乗り越えると明らかにおかしくなったり、ハードでも難易度がやや甘い。実弾の銃の存在意義等)

 

本作は、唯一無二のオンラインシステムと小島監督お手製最高級クオリティストーリーを楽しめる作品となっている。他にこんな作品はない。良くも悪くも、このゲームはあなたにとって初体験になるだろう。

 

さぁ!みんなで誰かの未来を落としまくってボロボロにして渡そう!

 

 

 

  

「EROICO」批評 〜いかにして私の休日は死んだのか〜

 

 記念すべき批評第一弾は名作とか話題作とか、そういったものを題材にして華々しくスタートするべきだ。アンチャーテッド、、、メタルギア、、、悩みに悩んだ末に、この名作アダルトゲーム「EROICO」こそ批評第一弾にふさわしいと確信した。

 

 EROICOとの出会い

ADVアダルトゲームで、攻略サイトを見ながら選択肢をポチポチ選ぶのにある程度疲れてくると、別ジャンルのエロゲーを探し求めるのが男というもの。だが、探してみても結局ランスシリーズなどをはじめRPG型のエロゲは多いが、「アクションゲーム」が少ない。

Evenicle(イブニクル)

  RPGだが、最近ではランスシリーズを手掛けたアリスソフトの新作シリーズの「イブニクル」が作画、ゲーム性共にとても良い。

 

 ストレス発散の週休日に、なんとしてもアクションエロゲがやりたかった私は探した。ティッシュ片手に血眼でアクションゲーム型エロゲを探しまくった。そして見つけた。「EROICO」を

 

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 こんなクソかっこいいゲームタイトル他にある?

 

 本作は基本ドット、一部CGのビジュアルで構成されているため、正直なとこ期待値はそれほど高くはなかった。ダンジョンメーカーのドット絵に惚れたこともあり、「まぁドットでもエロければいけるだろ。ケモ娘×ショタだし」程度の期待だった。

 

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  ダンジョンメーカーは人生を棒に振りたいとき自殺よりオススメしたい

 

 しかしその程度の覚悟でNew Gameボタンを押してしまったがゆえに、私の貴重な週休は死に、カレーの材料達もカレーにならず冷蔵庫で死んでいった。こいつの正体は安価エロゲの皮をかぶった、エロい娘だけの魅力だけでなくショタ勇者をプレイする面白さでも人を虜にする非常に中毒性の高いゲームだったのだ。

 

アクションは少なすぎず多すぎず。開始3秒でショタ勇者になれる罠

 

 剣を振り、ジャンプで攻撃を避ける程度であればなんの魅力もなかったのだが、こいつはなんと盾ガードと魔弾が使える。 

 しかも、ビジュアルどおり非常にシンプルなゲームシステムゆえに、この二つのアクションをマスターするのに時間はかからない。

 

これがまず罠だった

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敵の攻撃をすれすれで塞ぎつつ、手の届かぬ敵を魔弾で射抜く。単純に飛ぶ、斬るでは得られない手応えと喜びが、開始数秒でプレイ目的を「アダルトコンテンツの消費」から「ゲームを楽しむ」に変えてしまった。エロなしでもやりたいと思ってしまった。

 未読スキップですぐにエロシーンに行くことを目的にしてた今までとは違う感動。私の時間の概念はバハマあたりに旅立ち、どっぷりとEROICOの沼に落ちていった。

 

 

次のエロを求めて即死エロ攻撃を全力で避けろ!

 

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 読者の諸君は、初期のロックマン、マリオ、クラッシュバンディクー。あの、出来ることが少ないがゆえの高難易度ゲームを触れたことがあるだろうか。EROICOの難易度はまさにそれだ。なんの捻りもなく難しい。

 

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 クラッシュバンディクー1の高難易度のカメジャンプ橋は筆者の3つあるトラウマの1つ

 

 何度も理不尽に死に、最初のステージに吹っ飛ばされると、いくらアクションが楽しいといってもモチベーションを保ちづらくなる。しかし残念ながら、モチベーションの低下を防ぐ術をこのゲームは持ちあわせていた。タイトル通り「エロい娘」だ

 

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 エロい娘はプレイヤーにさまざまな攻撃を仕掛け、主人公のライフを削ると同時にダウンを奪い、ダウンしたプレイヤーを襲う。このエロい娘のドット絵の完成度が高い上に種類が豊富なのだ。色違い使い回しなどもない。新しいエロい娘と出会えば、必ず新しい攻撃とエロがある。  

 新しい発見をいかにゲームが提供できるかは、ゲームの面白さにかかわってくる。その上新しい発見がプレイヤーを満足させることも必要だ。エロい娘はその必要な要素全てをまとって襲ってくる。死んでもご褒美がある。モチベーションおばけ、覚醒剤顔負けの依存性のあるゲームの完成だ。

 こうしてどんなに死んでもモチベーションをエロで回復され続け、週休はついに終わり、日付を超え、午前3時。ゲームも人生も終わりを告げた。

 

一言も語られぬストーリー 純粋なエロゲーかとおもいきや

 

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 終わり良ければ全てよし。逆に言えば終わり悪けりゃ全てダメ。この世の摂理に対してこのゲームの終わりはどうだったか?終わり良いし全て良いだ。

ストーリーを語る語り手は一人もいない中、このゲームのラスボスは「シックスセンス」並みの伏線の回収と驚きを与えてくれた。

 高クオリティなシンプルさを貫きながら驚かせてくれたラスボスが、一体どんなラスボスかはぜひ自分でプレイしてほしい。違法ダウンロードは白石稔になるぞ!やめろ!

 

総評

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 「またプレイします」

 エロと入り込みやすいゲームの入り口が掃除機の如く人を吸い込み、死んでは褒美を与えて蘇らせての地獄ループで時間を蝕み、最後までやり込んだものに思いがけない喜びを与えてくれる本作はまた挑みたいと思える一作だった。ティッシュなしで楽しいエロげなんだよ。スゲェだろ?

  体験版もあるから、ぜひ次の日予定のある休日にやってね!

 

 

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ちなみに筆者のお気に入りのえろい娘はネコ娘です。当たり前だろケモナーなんだから?聞くなよ。

 

 

 

 

このブログのゲーム批評について

 やぁ!ケモナー雑食ゲーマーのaznyan07 だ!

思春期の頃のPSIDが呪いのようにユーザーネームとして定着してしまった、痛いゲーマーです。

 

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写真は現実もゲームも見境ない

 

その名の通りプレイしてるゲームは様々で、ピカチュウやアイルーは性的な目でみれる。あなたのお子さんも子供の頃からディズニー見すぎるとこうなる。

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モナーについて知りたい?furryかyiffという魔法で新しい扉が開くよ。

 

それではさっそく、泥酔しながらゼルダプレイしてたら思いついた、ゲームの批評方法について説明しよう。

 

簡単な批評ルールが三つだ。

 

 

1.クリアしたゲームのみ批評する。

 最近未プレイでゲームの批評ができる特殊能力者がいるようで非常に羨ましいかぎりだ。特殊能力を習得し次第このルールは撤廃するので期待していて欲しい。

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例えば私はドラクエ11はラスボス直前で脱落しているので批評はできない。、、、よね?

 

2.最終評価方法

 

aznyan07 が

「もう一度プレイしたい」か

「もう結構です」のどちらかで

評価する。

 

「この映画72点」より「この映画また見たい!」の方がどう評価したか伝わりやすくない?という持論。面白いかそうでないか、というのも考えたが平和に生きたいのでやめた。

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ちなみにクリアという概念がないゲームの批評は検討中

 

 

3.公平に評価しません。

 ゲームシステムがいくら破綻してても、性癖に刺さっていれば閃乱カグラもゲームオブザイヤーです。ちなみに両奈ちゃんが好きです。

 

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以上。

 

明らかに性癖がSSRな上に作文能力の乏しいaznyan07 の批評がどんなものになるかは自分でも見当がつかない。書いてないからね。

 

まぁ読者の皆さんには是非「お、こんな異常者でもその魅力に気づくのか」と、ダーウィンが来たでも視聴するかのように暖かく見守って欲しい。

 

Twitterもやってるよ

@aznyan07